代表挨拶

社長就任のご挨拶

写真:代表取締役社長  山田 秀紀

このたび、鬼無律友の後任として、株式会社チヨダMEサービスの代表取締役社長に就任いたしました山田秀紀です。
甚だ微力ではございますが、皆さまのご期待に沿えるよう全力を尽くしてまいりますので、前任同様のご指導ご高配を賜りますようお願い申し上げます。

2021年4月1日
株式会社チヨダMEサービス

代表取締役社長  山田 秀紀

創業者の思いを胸に

写真:保守点検のイメージ

当社は、主に社会インフラ関係の電気設備システムにおける保守点検業務の会社です。
1976年に上田勝が創業した当時、保守点検はシステムの製作会社が行うのが通例で、保守点検業務に特化した会社は目新しいものでした。
しかし、保守点検に特化した優秀なエンジニアを育てれば、必ず多くのシステム製作会社から必要とされ、社会に貢献することができるとの思いで起業しました。
エンジニアの育成は一朝一夕では成らず、時間のかかるものですが、自社で一から育て上げたエンジニアが、やがては会社を大きくし、いずれ経営者となって、長く社会に貢献する会社となってもらいたいというのが創業者の願いでした。
それから45年の時を経て、4代目として初めてエンジニア出身として社長に就任することになりました。
2021年4月で会社創業者のメンバーは全員ご退任され、重責に身が引き締まる思いですが、新生チヨダMEサービスとして、創業者の思いを引継ぎ、益々精進してまいります。

小さなチャレンジを大きな力に

写真:ビジネスマンのイメージ

当社では、発電所や鉄道や高速道路などの制御装置や監視装置といった巨大な電気システムの保守点検を行う業務の性質上、全国様々な場所へ赴き、様々な会社と協力して、時には数ヶ月単位で共に仕事をすることになります。
非常にスケールの大きい仕事でやりがいがありましたし、様々な人との出会いがかけがえのない財産となりました。
そして、私の転機となったのは、当時2代目社長であった澤井隆の時でした。
会社全体が見えてくるにつれて、会社の色々なやり方を変えてみたいと思うようになりましたが、そんな私の提案を当時の澤井は否定することなく後押しして下さり、取引先との契約方法を変更したり、原子力部門を立ち上げたり、電力会社と共同研究をしたりと様々なことにチャレンジさせて下さいました。
その中には、東日本大震災による「福島第一原子力発電所事故」を契機とした「脱原発」の流れにより、自ら立ち上げた組織を廃止するという苦渋の決断をすることもありましたが、「失敗が会社をダメにするのではない、チャレンジしないことこそが会社をダメにするのだ」という信念で、常に温かく見守って下さった澤井には感謝しております。
私にとっても、社員一人一人の声はとても貴重なものです。社員が失敗を恐れずチャレンジできる会社であることで、一つ一つは小さなチャレンジだとしても、とてつもなく大きな力を生み出せると信じています。

誠実なサービスエンジニアとして

写真:保守点検のイメージ

当社の企業理念は「優秀な技術力のサービスを確かな品質で顧客に提供する」です。
これを社員に徹底したのが3代目社長の鬼無律友でした。
私たちの商品は技術力です。ひいては、その技術を提供する社員こそが商品です。
選ばれる会社であるためには、社員一人一人の技術力はもちろんのこと、信頼される誠実な人間であることが重要だと叩きこまれました。外部講師による社員研修を実施したり、役員が積極的に現場に出て社員と関わるようになったのは鬼無の時です。
「誠実と信頼は創業から」このキャッチコピーをこれからも掲げ続けられるように、社員一人一人の人材教育に力を入れてまいります。

そして未来へ

写真:ビジネスマンのイメージ

創業より45年間、現状に甘んじることなく、今よりも更にエリアを拡大しよう、今やっていない新しい分野を開拓しようという思いで突き進んでまいりました。
その思いは昔も今も同じです。
2020年10月には、森トラストグループ・エムティジェネックス株式会社の100%連結子会社となりました。これまで以上に安定した経営を目指し、グループ会社の中でも光る存在となれるよう精進してまいりたいと思っています。
そして、自社の利益だけに留まるのではなく、周りの会社や地域社会、自分たちに関わる全ての人々が幸せになれるというのが私たちの掲げる理想です。
これからも、皆さまの溢れる笑顔と明るい未来のために私たちは走り続けてまいります。

株式会社チヨダMEサービス
代表取締役社長 山田秀紀